NCsoftが次世代のMMORPGとして開発してきた「アイオン:永遠の塔」のプロモーションムービーをサーバーにアップした。
ムービートレーラーはプレイムービー中心で構成されており,戦闘シーン,走る,跳ぶ,よじ登るといったアクションが確認できる。前回の速報で紹介したイメージイラストでは翼の生えたキャラクターが登場していたのだが,このムービーでは実際に飛翔するシーンも確認できる。映像を見る限り,かなりの自由度を持った飛行ができそうだ。
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また,アイオンの開発資料を入手したので,翻訳して以下に付記した(翻訳:Kim Dong Wook)。リネージュIIがUnreal Engineで作られていたのは有名だが,アイオンのエンジンはなんとCryEngineだったことなども語られている。参考にしてほしい。(aueki)
1.開発背景及び企画意図
アイオン(AION)は,NCsoft韓国スタジオの開発チームを主軸として開発中の次期大作MMORPGである。
世界的にオンラインゲームのトレンドを主導しているNCsoftは「ゲームとインターネットの結合」を成功裡に提示したリネージュと,「シネマティックなゲーム」でのマイルストーンを打ち立てたリネージュIIを通じてオンラインゲームの普及をリードし, ゲームを映画と同等なレベルのものとする成果を挙げてきた。
アイオン(AION)の開発では,“Game is Next Cinema”というNCsoftの開発哲学の下で,MMORPGが挑戦しなければならない次の課題を“Interaction”だと設定した。これはほかの文化ジャンルでは実現できない,オンラインゲームの核心キーワードだ。これをいっそう強化したアイオンは,プレイヤーが「能動的に自分の話を作っていく」という新しい文化コンテンツを世に示すことになるだろう。
2. アイオン(AION)の概要
アイオン(AION)はInteractionを強化した「完成型MMORPG」で,天界と魔界,そして竜界という総合的な三すくみの対立構造を構成している。プレイヤーは,これまでにない戦略的な戦闘を土台にして成長しつつ,アイオンのワールドと積極的な交流を経験するようになるだろう。プレイヤーのすべての行動は,世界を変化させる力となる。プレイヤーの力で変化した世界は,再びプレイヤーに影響を及ぼす新しい形態のInteractionを生み出す。プレイヤーは,自らのストーリーを作っていくという「ネクストシネマ」のビジョンを経験していく。
この文章はhttp://www.4gamer.net/news/history/2006.05/20060510185648detail.htmlから掲載しております。