11月12日から16日にかけて,ハンビットユビキタスエンターテインメントがサービス予定のMMORPG「エイカ オンライン」(以下,AIKA)のクローズドβテストが行われた。CBT日程は短かったものの,この秋から冬にかけての注目作ということもあり,数多くの参加者で賑わったようだ。
4Gamerでは過去にAIKAの先行プレイレポートを掲載しており,基本システム関連についてはそちらを見てもらいたい。本稿ではそこでは触れていなかった箇所を中心に,CBTにおける序盤のゲーム展開の感想も交えつつ,軽めのプレイレポートとしてお届けしていきたい。
ゲーム序盤の全体的な流れ
まずは,ゲーム序盤のゲームバランスについて見ていきたい。今回CBTをプレイしてあらためて実感したのは,仮にMMOの初心者でも迷わずにゲームを進められるな,ということだ。
これはクエスト関連のシステムによく表れており,マップ画面を開けば一目瞭然となっている。例えば「!」マークが点滅しているポイントは新規クエストが発生,「?」マークはクエストはすでに完了して,NPCと話せば直ちに報酬が受け取れるポイントを示す。
クエストウィンドウのログには目的地が記されているが,マップ内の地名と照らし合わせればだいたい分かるようになっている。昨今のMMORPGでは,マップ内に目的地を直接記入してくれたり,ワンクリックで自動的に移動してくれるタイトルも見受けられるが,AIKAはそこまでの親切設計ではない。とはいえ,実際のプレイにはほぼ支障がなく,個人的にはむしろ,なんでもかんでも無闇に簡単にするのはゲームとして味気ないような気もするので,これくらいのサポート機能で十分ではないかと思える。
クエストの具体的な内容は,モンスターの討伐系や,モンスターからのドロップアイテムを集めてくるタイプが多め。そしてAIKAは,こういったクエスト関連アイテムのドロップ率が非常に高い(ごく一部を除く)。モンスターを倒すと,ドロップアイテムが自動的にインベントリに入るシステムと相まって,次々とクエストをこなしていけるのは気持ちがいい。(最近では珍しくはないが)画面右下にはクエストナビが常時表示されており,討伐数やアイテム数などのカウントが現在進行形で確認できる。
AIKAのクエストを大別すると,メインストーリーを辿る「シナリオクエスト」と,その他の「一般クエスト」の2種類がある。シナリオクエストを中心にプレイを進め,そのついでに一般クエストをこなすような遊び方でも,じきに一般クエストの取りこぼしが出てくるくらいだ。よって,レベリングのためにモンスターを延々と倒すといった作業感はほとんどない。
プランは2人まで同時に育成可能
続いてはプラン関連について。マイキャラ(エルタ)のレベルが7になると,最初の街“レゲンシャイン”にて,プランの取得クエストが発生する。このクエストは,モンスターからのドロップアイテムの“エキス”を,所定数集めてくるという内容だ。ところが,このエキスのドロップ率がかなり低く,それまでのクエストと同じ感覚で挑戦したところ,全然ドロップせずに戸惑ってしまった。人によっては契約クエストが完了するのは,レベルが8になってからかもしれない。
契約が済んだばかりのプランは,最初は“プラン待機所”と呼ばれるNPC倉庫にアイテムとして収納されている。ここからインベントリに移してダブルクリックすると,プランが出てきて行動を共にするようになる。
プラン待機所には2キャラ分のスロットがあり,エルタが同様のクエストをこなすことで,2キャラまでのプランと契約ができる。プランには大きく「火,水,風」の3タイプがあり,また性格などによっても育成方向が違ってくる。違ったタイプのプランを育成するのも面白いだろう。
ここで注目してほしいのは,プラン待機所のスロットは,同一アカウント内のキャラクター間で共有されていること。つまり,2人目以降のキャラクターを育成する際に,最初のキャラが育成したプランを持ってくることができるのだ。その場合は契約クエストも必要なく,試しにレベル1のキャラクタをプラン待機所へ向かわせたところ,普通に呼び出すことができた。序盤のプランは戦力としてまったくアテにはならないが,この先,完全体まで育成したら,ひょっとするとパワーレベリング的なこともできるのかもしれない。
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