12月26日と27日の2日間,エヌ?シー?ジャパンが運営するタイトルを集めてのオフラインイベント
「エヌ?シー?ジャパンが行く! 2009年ユーザー感謝祭」が東京?品川にて開催された。「リネージュ ?Eternal Life?」「リネージュII セカンドスローン」「The Tower of AION」の3タイトルに関しては,会場のメインホールを使ったイベントが行われ,両日程ともに大いに盛り上がった。
本稿では,26日のリネージュIIトークセッションにて明らかになった新情報を一挙に紹介していきたい。これらの情報の多くは,現時点では本国でも発表されておらず,全リネージュIIプレイヤーにとって必見といってよい内容だ。画面写真の1枚1枚,隅々までじっくりとご覧あれ。
トークセッションのステージ壇上に上がったのは,同作の日本プロデューサー 長瀬健裕氏と,開発コーディネイター 申敏秀(シン?ミンス)氏の両名。トーク中の独特の間が妙に面白いコンビだ
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次期大型アップデート「Freya The 2nd Throne」
今回のトークセッションにて,「Freya The 2nd Throne」(以下,フレヤ)が現在開発中であることが明らかになった。これは,2009年4月実装の「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者」以来となる大型アップデート。実装時期は今のところ「2010年の上半期」を予定している。
現在の開発チームはフレヤとは別に,“3rd Throne”の開発作業も進めている。しかし,これはあまりにも規模が大きすぎるため,実装されるのはだいぶ先になってしまう予定。それまでの間ユーザーを待たせるよりは,もう少し小さなアップデートを早い段階で導入したいという考えが根底にあるようだ。
従来の大型アップデートの発表時は,特設サイトを同時オープンするのが通例であった。しかし今回はそれが行われておらず,このオフラインイベントに合わせて,プレゼン用資料を急遽作成したのだそうだ。それでは早速,フレヤで導入される各要素を紹介していこう。
【1】新しい狩り場の追加?既存の狩り場の修正
ハイレベル向けに新しいダンジョンエリアが二つ導入される。一つはアップデート名にもなっている「アイスクイーン フレヤ」で,フレヤは最高難度のボスモンスターとして登場する。もう一つは「グラシア 消滅の種」。これまでの“不滅,破滅”に続く,新たなグラシアのダンジョンだ。
既存の狩り場エリアに関しても,一部リニューアルが予定されている。エリアにさまざまな仕掛けが盛り込まれ,突発的なイベントなども発生する模様。キャンプが単調な作業の繰り返しだけになりにくくなるとのことだ。
具体的なエリア名までは明らかにされなかったが,レイドボスをインスタンスエリアへと移し,確実に挑戦できるようにする方向で調整中とのこと。話を聞く限り,方向性としては10月に行われた「セカンドスローン Plus 祝福されし力」と似ているのかもしれない。
【2】新アイテムの実装
これはグラフィックスのみの公開で,名前や性能そしてグレードなどは一切不明。武器?装備それぞれで3種類の追加を予定しているという。本作では,アイテムの性能に比例して見た目がゴージャスになる傾向があるが,スライドを見る限りかなり派手だ。
【3】クラスバランスのリニューアル
クラスバランスは,かなり繊細な問題なので,このような会場で発表をした場合,その直後にプレイヤーのクラス人口に大きな影響を与えることもあるという。
現在予定されているのは,以下の四点だが,今後の開発作業を経て変更される可能性もあるので,勢い余ってキャラを削除したりしないように。
- 「召還獣のペナルティ減」
ペナルティがほぼ0になる。特別な召還のみ,5%のペナルティが生じる
- 「防具属性多重付与」
複数の属性を付与することにより,狩り場の選択肢の幅を広げる狙い
- 「タンカーとしての役割向上」
- 「クラス別CP調整」
【4】UIおよびシステムの改善
まずは「双方向ソーシャルアクション」の導入。簡単にいうと,二人で行うエモートコマンドで,挨拶,ダンス,ハイタッチなどが現在検討中とのこと。使用時はターゲットを選択して行い,受けた側は「握手しますか?」などといった確認ウィンドウが表示されるシステムとなる。
そのほか細かい部分だが,パーティを組んだままでのLoot方式の変更や,一度に登録できる進行クエストの数が,従来の26個から40位まで増加するとのこと。
長期的なアップデート計画「Vision of Lineage II」