GoogleのAndroidを搭載したVodafoneの携帯電話「HTC Magic」からマルウェアが見つかったと、スペインのセキュリティ企業Panda Securityが3月8日のブログで伝えた。
それによると、同社の従業員が入手した新品のHTC MagicをUSBでPCに接続したところ、ウイルス対策ソフトがマルウェアを検出。調べたところ、この携帯電話が「Mariposa」など複数のマルウェアに感染しており、USB接続したWindowsマシンにマルウェアを感染する仕掛けになっていることが分かった。
Mariposaは感染したコンピュータの遠隔操作に使われるボットネット型のマルウェア。ユーザーの情報を盗み出して攻撃者に送ってしまうなどの機能も持つ。さらに、ConfikerやLineageなどパスワードを盗み出すマルウェアも見つかったとPandaは伝えている。
米SANS Internet Storm CenterもPandaのブログを引用してこの情報を伝え、USB接続時のコンテンツ自動再生機能を無効にするなどの対策を促している。