レイダーズ RMTのイロイロ

王宮の錬金術師たちは、隕石がどこから落ちてきたのかは分からなかったが、隕石に他の物体の本質を変化させる魔法のような力があるということを発見した。

ホレンは隕石の力を利用して世界で一番強力な金属であるベラシウムを国王の前で製作し、その成果を見た国王は大いに喜んだ。

隕石は神様からの贈り物と思った国王は隕石に天地創造の秘密が隠されているとみて、その石を「創世石」と命名し、もてはやした。

そしてその石の力に魅了された国王は、王宮の錬金術師たちにベラシウムで新しい武器の作成を命じ、彼らが作成した武器はブッロ族との長き戦争に勝利をもたらした。

それから3年━━━

ローランド国はこの石によって繁栄していくかのように見えた。
しかし、その繁栄は長くは続かなかった…。

隕石がレンデル大陸に落ちてきた時、砂漠の周辺に生息していた数多くの
生命を奪いさり、その遺体は隕石の力によって奇妙に変化していた。
それらは他の生き物の身の一部となり、数多くの生き物が隕石の力に
汚染され、その影響は人間のところにまで及ぼうとしていた。

これを見かねた国王は、影響が広まることを防ぐため、厚い壁を作り、
レンデル大陸東部を隔離したが、「創世石」の力は大きくその影響を
完全に防ぐことはできなかった。

国王はこれ以上、石の力を使わないように命じたが、ベラシウムが「創世石」から作られたという事実を知った周辺国および部族はこれを聞き入れず、レンデル大陸は更なる混乱を迎えることになる…。

そして今、ある傭兵が自分だけの夢を抱いてレンデル大陸の小さな港都市、インジェンに足を踏み込んだ。