捕らえたジョーカーを重犯罪者専用のアーカム病院へ移送したバットマンだったが,逮捕は策略だった。看守を倒したジョーカーは,セキュリティシステムをまんまと掌握し,病院の占拠に成功してしまう。かくしてバットマンは,危険な犯罪者がうろつく病院内をたった一人で探索しなければならなくなる。
登場する敵は,すべて収容されていた犯罪者達で,ハーレイ・クインやポイズン・アイビーなどの有名どころも登場する。対するバットマンは,ブーメランのような武器は持っているものの,基本的にパンチとキックで戦うことになる。
最初のうちは敵も素手なので難なく倒せるが,銃を持った敵が出てくると,ゲームスタイルはスニークへ一変する。
銃を持った敵と真正面から戦うとバットマンはかなり弱く,あっという間に倒されてしまう。そこで,伸縮自在のロープの先にフックが着いたグラップルというガジェットを使い,天井の突起などを利用して敵の目に触れないように移動していかねばならないのだ。このあたりは同じEidos Interactiveのトゥームレイダーシリーズのようなアクションになっている。
天井からコウモリのようにぶら下がって敵をグラップルで吊り上げたり,下を通りかかる敵に音もなく飛び掛って殴り倒したりといったアクションが可能だが,やり過ごせるところは無理して敵と戦おうとしないほうが良さそうだ。銃を持った敵が6~7名うろついている広い部屋の敵をすべて倒したところで,デモ版は終了となる。
バットマンのゲームというと,パンチ&キックで敵をガンガンやっつけていくのかと思いがちだが,本作はスプリンターセルシリーズの主人公サム・フィッシャーも真っ青なスニークメインの内容になっている。バットマンならではのガジェットを活用し,ひっそりと敵を始末していくのが面白い。
「Unreal Engine 3」ならではの美しいグラフィックスや,PhysXをサポートしたリアルな動きなど,アクションゲームファンにはオススメだ。なお,本作はNVIDIAの3D Visionに対応しているようだが,筆者は対応ハードウェアを持っていないので確認できなかった。
なお,4GamerのサーバーにUpしたデモ版はダウンロードの便宜を図るため,「BMDemo_installer.sfx.part1.exe」と「BMDemo_installer.sfx.part2.rar」の二つに分割した。ダウンロードした二つのファイルを同じフォルダに入れ,BMDemo_installer.sfx.part1.exeをダブルクリックすれば自動的に解凍が始まる。完成するのは「BMDemo_installer.exe」という名前のインストーラーで,サイズは2.03GB(2,186,955,098バイト)になっているはずだ。
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