国民的RPG「ドラゴンクエスト」(以下,ドラクエ)シリーズの最新作が,7月11日にスクウェアエニックスから発売された。この「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(ニンテンドーDS)は,ナンバリングタイトルとして9作めにあたり,前作「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」から約5年ぶりの新作となる。
「ドラゴンクエスト」といえば,日本におけるゲーム黎明期の1986年にRPGというジャンルを世に広めた開拓者であり,以降ナンバリングタイトルすべてがミリオンヒットという,日本を代表するメガヒットゲームシリーズ。数度の発売延期を経てついに発売された「ドラクエIX」は,リメイクやスピンオフではない正規のナンバリングタイトルとしては,シリーズ初の携帯ゲーム機対応ソフトとして登場した。
大物ソフトとしての宿命か,発売前からネットを中心にさまざまな評判が渦巻き,一体どうなることかと思われていたが,フタを開けてみれば発売2日で230万本超のセールスを記録。7月14日時点で300万本を出荷し,ドラクエの実力があらためてアピールされたわけだ。
ちなみに筆者も,事前に都内の量販店で予約をし,発売当日の昼に受け取りに行ったが,「ドラクエIX」購入者専用のレジに30分も並ばされてしまうというハプニングに見舞われた。前日から並ばなければ買えなかった「IV」や「V」の頃と比べればどうということもないが,まさか予約したのに並ばされるとは……(ちなみに並んでいたのはほとんどが予約者だった)。
http://www.iroiro-rmt.jp