ハンビットユビキタスエンターテインメントがサービスしている「POKIPOKI」は,一般的なオンラインゲームとはちょっと毛色が違っている。一見するとMMORPGぽい雰囲気なのだが,POKIPOKIは,ゲーム指向のバーチャルワールドである。
「Second Life」をはじめとした,いわゆるバーチャルワールドは,オンラインゲームに詳しい人から見ればMMORPGから多くのものを抜いて,UGC(ユーザー作成コンテンツ)を扱う場としたものという認識の人が多いのではないだろうか。
UGCは,サービス側がコンテンツを提供しなくてもユーザーの活動でどんどんサービス内容が充実していくというメリットがある半面,著作権問題が発生するなど,いろいろと混沌としてきがちになる。主に国内サービスではそれを嫌ってか,UGC要素を外して,単なるアバターチャットコミュニティとして展開しているところも多い。
「POKIPOKI」は韓国Neoactが作成した,いわばオンラインゲーム屋が作ったバーチャルワールドだった。3DアバターのコミュニティはMMORPGと同様な感じで作り込まれ,ゲーム要素をミニゲーム群として加えたゲーム指向の仕上がりとなっていた。そのキーワードは,ゲームとファッション。見た目も可愛く,MMORPGの技術を生かした新しい形のコミュニティとして注目される存在だった。
日本サービスはひっそりと行われているという印象だったのだが,それも次第に変わりつつある。日本でのPOKIPOKIサービスを行っているハンビットユビキタスエンターテインメントのPOKIPOKIチームリーダー菅野真大氏に,POKIPOKIの状況と今後の展開などについて話を聞いてみた。
http://www.iroiro-rmt.jp