「真・女神転生」の流れを汲む

                                                        メガテン初のオンライン専用タイトル

 ONLINEGAMEによりますと4Gamer読者には説明するまでもないだろうが，ケイブとアトラスが共同開発をしているMMORPG「女神転生」は，「真・女神転生」シリーズの流れを汲むオンライン専用タイトルである。
 「真・女神転生」シリーズの源流は，西谷史氏が1986年に発表した伝記SF小説「デジタル・デビル・ストーリー」の第1作「女神転生」のメディアミックス展開の一環として，1987年9月にアトラスが開発し，ナムコ（現バンダイナムコゲームス）より発売された，ファミコン版「デジタル・デビル物語 女神転生」だ。
“ファミコン用RPG＝剣と魔法のファンタジー”という印象の強かった当時，主人公である高校生の男女が，剣や魔法だけでなくコンピュータをも駆使しながら悪魔と戦い，交渉し，仲魔にし，さらにはそれを合体してより強力な悪魔を生み出せるという女神転生は，その斬新かつ刺激的なゲーム性で多くのファンを生んだ。


 その後，「デジタル・デビル物語 女神転生II」をはさみ，アトラスの自社発売ソフトとして登場したのが，スーパーファミコン版「真・女神転生」である。女神転生シリーズの特徴的なシステムを継承しつつ，現代の日本を主な舞台として繰り広げられる，安易な勧善懲悪に終わらないハードなストーリーが好評を博し，“メガテン”はゲーマーなら誰もが知る，日本を代表するRPGブランドに成長した。
 人気RPGシリーズとなった真・女神転生は，その後さまざまなジャンル，さまざまなハードでラインナップを増やしていき，最近ではニンテンドーDS用RPG「女神転生」がスマッシュヒットを記録している。また，もう一つのメガテンシリーズである「ペルソナ」シリーズも，そのスタイリッシュかつリプレイアビリティの高い作風で，新たなファン層を開拓し続けている。




 「真・女神転生IMAGINE」は，「真・女神転生」と「真・女神転生II」の間にある“空白の時代”，203X年のトウキョウを舞台とするMMORPGだ。199X年に発射されたICBM，202X年に起こされた大洪水による“大破壊”後のトウキョウで，プレイヤーは仲魔を使役する“デビルバスター”となり，強大な悪魔を相手に世界の命運を賭した戦いを繰り広げていくのだ。
 熱狂的なファンの多い「真・女神転生」シリーズ初のオンライン専用タイトルだけあり，真・女神転生IMAGINEでは，日々たくさんのプレイヤーが，デビルバスターとしての仕事をこなしている。MMORPGというジャンルの性質上，オンラインアップデートによって柔軟にその姿を変えていく本作が，最終的にどのようなゲームになるのか，気になって仕方がないというプレイヤーも少なくないだろう。

 

                                                                                                             RMT－イロイロ編集いたしました

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