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「FF14」波打つボディが美しいデザイナーズミニノート

日付:2010/11/22  転載:http://www.iroiro-rmt.jp  アクセス回数:1809

 Eee PCのデザインもここまで来たか――ASUSTeK Computer(ASUS)が3月13日に発売した「Eee PC 1008KR」は、デザインにとことんこだわった10.1型ワイド液晶ディスプレイ搭載のNetbookだ。

【拡大画像やベンチマークテストの結果を含む記事】

 同社はこれまでも競合機種との差異化を図るべく、Netbookのデザイン改善にいち早く取り組んできたが、今回の1008KRは一味違う。世界的に著名なプロダクトデザイナーのカリム?ラシッド氏にデザインを依頼し、Eee PCシリーズをさらに洗練した外観に仕上げているのだ。

 カリム?ラシッド氏は、近未来的な幾何学模様や曲線を生かしたデザイン、カラフルな色使いで知られているプロダクトデザイナー。家具や生活雑貨、ファッション、家電、文具、音楽など幅広い分野で活動し、日本でもイッセイミヤケやイデーなど、有名ブランドの製品をデザインしたことがある。多彩な製品を手がけているので、知らず知らずのうちに、インテリアショップなどで同氏のデザインに触れたことがある人もいると思う。

 同氏による1008KRのデザインは実に独創的だ。ベースとなるボディデザインは既存の「Eee PC Seashell」シリーズだが、ボディの外側、つまり天面、底面、側面を格子状のパターンでくまなく覆うことで、従来機とはまったく異なる外観を手に入れている。側面のインタフェース類をカバーで覆い、そのカバーにも同じ格子状のパターンを刻むほどの徹底ぶりだ。

 特筆すべきは格子状パターンの表面で、四角形の1つ1つに波をモチーフにした緩やかな凹凸が設けられ、見る角度や光の反射具合によって表情が変わる。昨今はインモールド成型や凝った塗装で表面に特別なデザインを施したNetbookも少なくないが、ボディ全体が細かな波を打っているような触感は他に類を見ない。デザインの好みは人それぞれだが、個人的に1008KRの外装はかなり気に入った。

 ボディカラーは、マットコーヒーブラウンとグロッシーホットピンクの2色展開だ。単にカラーが違うだけでなく、ブラウンはマット調、ピンクはグロス調と表面の塗装も変えている。どちらも表面に指紋が付きにくいので、多少ラフに扱っても、美しい外観が保たれるのはうれしい。ボディの内側はブラックで統一されており、パームレストはしっとりした手触りで心地いいが、こちらは指紋が目立ちやすいのが少し気になる。

●約1.1キロの軽量ボディ、バッテリーは標準で2つ付属

 本体サイズは262(幅)×180(奥行き)×18?26.2(高さ)ミリ、重量は約1.1キロだ。実測での重量は約1.151キロとほぼ公称値通りだった。10型クラスの液晶ディスプレイを備えたNetbookとしては薄型軽量なので、バッグの中での収まりはよく、持ち運びしやすいだろう。

 ユニークなのはバッテリーが2つ付属することだ。1008KRはリチウムポリマーバッテリー(10.95ボルト 2900mAh 31ワットアワー)をパームレストの下に収めており、バッテリー駆動時間は公称で約5時間をうたう。バッテリーは薄型で、重量は実測で約233グラムしかないので、持ち運びは苦にならない。

 試しに、ASUSおなじみの省電力機能「Super Hybrid Engine」をデフォルトの「AUTO」(ディスプレイ輝度は最大)にセットし、BBench 1.01(海人氏?作)でバッテリー駆動時間のテストを実施したところ、「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」の設定で3時間21分駆動した。このバッテリーが2つ添付されているので、外出先での長時間バッテリー駆動にもかなり対応できそうだ。

 また、ACアダプタも小型軽量にまとまっており、突起部を除くサイズは35(幅)×85(奥行き)×26(高さ)ミリ、電源ケーブルも含めた重量は約211グラムで済む(いずれも実測値)。海外メーカーにありがちな3ピンの太い電源ケーブルではなく、細い2ピンのメガネケーブルを採用しているので、バッグの中でかさばることはない。

●基本スペックはHDDが多め、OSは7 Home Premiumを採用

 基本スペックは、2009年12月にインテルがリリースした新世代のNetbook向けプラットフォーム(開発コード名:Pine Trail-M)を採用する。CPUはグラフィックスコアのIntel GMA 3150を統合したAtom N450(1.66GHz)、チップセットは1チップ構成のIntel NM10 Expressだ。CPUと合わせて、従来は3チップ必要だったプラットフォームを2チップで実現することで、実装面積と消費電力の削減、性能の微増を果たしている。

 メインメモリは2Gバイト、HDDは320Gバイトを確保。HDDはNetbookとしては大容量で、不満がない。また、これまでのEee PCシリーズと同様、12カ月間無料のオンラインストレージ(ASUS WebStorageサービス)が提供されている。利用できるオンラインストレージの容量は500Gバイトだ。

 プリインストールOSに32ビット版Windows 7 Home Premiumを採用している点は見逃せない。Netbookに採用例が多いWindows 7 Starterと異なり、Aero Glassの半透明効果やWindows Media Center、デスクトップテーマ/壁紙の変更、デュアルディスプレイの拡張表示といった機能が利用できる。Netbook標準のOSがWindows XP Home EditionからWindows 7 Starterに移行したことで、機能面では後退した部分もあるので、Windows 7のフル機能が使えるエディションの採用はありがたい。

 付属ソフトはEee Docking(デスクトップ上部に配置されるランチャー)、総合ビジネススイートのStarSuite 9、ウイルスバスター 2010(60日間対応版)、i-フィルター 5.0(30日間対応版)などで、シンプルな構成だ。

●アナログRGB出力は底面の変換アダプタを装着して利用

 通信機能は100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを標準装備しており、Netbookとしては満足できる。インタフェース類は、USB 2.0×2、アナログRGB出力、ヘッドフォン、マイク、SDHC/SDメモリーカード/MMC用スロットを用意。欲をいえば、USBポートはもう1基ほしかったところだが、左右にポートがあるので使い分けはしやすい。

 アナログRGB出力は初代「Eee PC Seashell 1008HA」と同様、ミニD-Sub端子を採用しており、本体底面に収納された変換アダプタを装着して利用する。これはアナログRGB出力の端子を小型化することで、ボディを薄型化しつつ、カバーの内側に端子を収めるための工夫だ。ちなみに変換アダプタはマグネットで収納部と吸着し、不意に脱落しにくくしているのは心憎い。

 そのほか、液晶ディスプレイの上部には130万画素Webカメラとアレイマイク、底面の前方にはステレオスピーカーを内蔵する。

●液晶ディスプレイはNetbook標準クラス、入力環境の使い勝手は良好

 10.1型ワイド液晶ディスプレイは、Netbook標準の1024×600ドット表示だ。画面とフレームの境目がないシームレスなデザインを採用しており、表面は光沢仕上げになっているので、外光の映り込みは多少気になる。輝度とコントラストは十分確保されており、バックライト輝度は16段階に細かく調整可能だ。視野角は上下方向は少し狭いものの、左右は広め。ヒンジの角度は135度程度開き、ヒザの上などで使っても表示内容はきちんと確認できる。画面解像度は狭いが、それ以外の点で大きな不満はない表示品質だ。

 キーボードはキー間隔を離したアイソレーションタイプを採用。主要キーのキーピッチは約17.5ミリ、最上段/最下段のキーやEnterキー周辺には狭いキーピッチも見られるが、全体的なレイアウトが自然なので、タイプミスは少なくて済むだろう。キーストロークは実測で約2ミリと少し浅いものの、適度なクリック感があり、キーボードユニットのたわみやぐらつきが十分抑えられているので、打ち心地は良好だ。

 タッチパッドはパームレストと一体成型で、表面の細かなドット状の突起がタッチ領域(横65×縦34ミリ)となっている。パームレストのしっとりとした塗装もあって、タッチパッドの滑りはあまりよくないが、シナプティクスの多機能ドライバが導入されており、2本指や3本指でのマルチタッチジェスチャーによる操作が可能だ。左右のクリックボタンはやや硬く、押すのに少し力がいる。

●デザインだけじゃなく、全体的な完成度の高いNetbook

 Windowsエクスペリエンスインデックスと主要なベンチマークテストの結果は以下にまとめたが、Pine Trail-M搭載のHDD内蔵Netbookとしては妥当な範囲のスコアだ。Windows 7の基本機能を扱ううえで、少し待たされることもあるが、大きなストレスは感じない。

 なお、PCMark05とFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3 High設定については、1024×600ドット表示の内蔵ディスプレイではスコアが得られないので、外部ディスプレイ(1024×768ドット表示)に接続して実行した。

 1008KRの価格は5万9800円だ。デザイナーズモデルだけあって、基本スペックの割には少し割高に思えるが、Netbookとしての実力はかなり高く、小型軽量のボディをはじめ、2つの薄型バッテリーが付属している点や、OSに32ビット版Windows 7 Home Premiumを採用している点など、デザイン以外の面でもこだわりが感じられる。これまで触れなかったが、使用時にボディ(特にパームレスト)が発熱しにくく、ファンノイズが静かな点も好印象だ。

 個人的には1366×768ドットの高解像度モデルもラインアップしてほしかったところだが、この個性的なボディデザインにひかれたならば、積極的に検討したい完成度の高いNetbookといえる。4月18日までは発売記念キャンペーンとして、購入者の中から抽選でオリジナルのキャリングケースやUSBマウスが計150名に当たるので、1008KRが気になるユーザーは早めにチェックしてみるといいだろう。【前橋豪(撮影:矢野渉)】

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