米国Electronic Artsならびに日本法人のエレクトロニック?アーツは,MMORPGの草分け的存在ともいえる「ウルティマ オンライン」の新しい拡張版「ウルティマ オンライン 甦りし王国(仮称)」(英語仮称:Ultima Online: Kingdom Reborn)を発表した。この新しい拡張パックは,
2007年のリリースが予定されており,最新のグラフィックスエンジンを用いて
ウルティマ オンラインの世界すべてが再構築される大規模なものとなっている。
本拡張の発表に関して,EA Mythicのジェネラル?マネージャー,マーク?ジェイコブス氏は,リリース文の中で「オンラインゲームで人気を集めることができることを,ウルティマ オンラインが初めて証明して以来9年になります。そして今,UOチームの多くの努力と献身,長年にわたるプレイヤーの皆様のおかげで,この新ジャンルを切り開いたゲームに新たな始まりが訪れます。」と述べている。
この新たな拡張では,ユーザーインタフェースが一新され,熟練プレイヤーにとっても新しいコンテンツが追加される。
9年にわたり蓄積されたコンテンツと機能はそのままに,新しいグラフィックスエンジンによって,9000種類以上のアート,1400万タイル以上あるウルティマ オンライン上のすべてのマップが再構築されることになる。
また,本拡張では,プレイヤーが選択できる新種族,新モンスター,新たなダンジョンの追加や,プレイヤー間戦闘(PvP),プレイヤーハウジングの新たなデザイン,さらにはアイテム生産などを含む機能追加や機能強化も予定されている。また,既存のプレイヤーは,本拡張版アップグレードを選択しない場合でも継続してプレイできる。ウルティマ オンラインはサービス開始以来,3Dクライアントの導入を含め,たびたびグラフィックスの向上を図ってきたが,それでもすでにいささか古めかしいグラフィックスであったことは否めない。これまでのコンテンツを維持しながら,最新のグラフィックスで世界全体を再構築するという本拡張の続報を,大いに期待しながら待つことにしたい。(ginger)
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