せかにゅ:iPhone OS 4.0β版が、早くもJailbreak(ロック破り)された。
ハッカーチームiPhoneDevTeamがJailbreakツール「redsn0w」の早期β版をリリースし、これを使うとiPhone 3GでiPhone 4.0のマルチタスク機能が使えるようになる。AppleはOS 4.0発表時に、iPhone 3Gではマルチタスクはサポートされないとしていた。redsn0wはまだβ版で機能が限られており、Mac OS Xでのみ動作し、iPhone 3GでのOS 4.0β1のJailbreakのみサポートしている。
iPhone OS 4 jailbreak available, enables multitasking on 3G(Ars Technica)
→arstechnica.com/apple/news/2010/04/iphone-os-4-jailbreak-available-enables-multitasking-on-3g.ars
●「バーに落ちていたiPhone試作機」騒動、収束へ?
ブログメディアGIZMODOが「バーに落ちていた新型iPhone試作機を入手した」としてネットを騒がせていたが、この騒動が終わりを迎えそうだ。同サイトは4月19日に、「Apple社員がバーに忘れていった、新型iPhoneの試作機」と称するものの写真を掲載。本当に次世代iPhoneなのかをめぐって議論が起きた。また、GIZMODOがこのデバイスを入手した経路も問題になった。同サイトは、バーでデバイスを拾った人物から購入した(金額は5000ドルとも1万ドルともうわさされている)としており、ネットでは「盗品を購入したことになるのでは」「Appleに訴えられるかも」と指摘する声が上がっていた。
GIZMODOは翌20日、Appleからデバイスの返却を要請する書簡が来たことを明らかにした。Appleは、このデバイスが新型iPhone試作機であることを間接的に認めたと言える。同サイトは要請に応じる意向であり、これで騒動は解決するようだ。同サイトは、「このデバイスを購入したとき、盗難品であるとは知らなかった」と主張している。
A Letter: Apple Wants Its Secret iPhone Back(GIZMODO)
→gizmodo.com/5520479/a-letter-apple-wants-its-secret-iphone-back
●9歳の生徒がパスワード盗み、システムに侵入
数週間前、米バージニア州の小学校で、生徒、教師、保護者のコミュニケーションのためのシステムのパスワードが何者かに書き換えられた。通報を受けた地元警察が調査したところ、犯人は9歳の生徒であることが分かった。警察は当初、システムがハッキングされたと考えていたが、実際は教師の机にあったIDと管理者パスワードを入手しただけだった。この生徒はほかの教師のパスワードを変えたが、成績の書き換えなどはできなかったという。
Police Called After 9-year-old Steals Password(PCWorld)
→www.pcworld.com/article/194442/police_called_after_9yearold_steals_password.html
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