韓国でゲームポータルサイト「Hangame」を運営するNHN(韓国)は,昨日(1月22日)ソウルで新作発表イベント「HANGAME INVITATIONAL 2009」を開催した。2009年のNHNのゲームパブリッシング事業の概況,今後のラインアップやタイトル別の映像紹介,そして開発状況の報告などが行われた今回のイベントは,昨年の「G★2008」(G-Star 2008)以来,オフィシャルなものとしては初めて。
新しく紹介されたのは,NHNがプッシュするタイトルばかり4本で,注目度ナンバーワンの「Project S1」,G★2008の記事で紹介した「Continent of the Ninth」,おなじみの「Warhammer Online: Age of Reckoning」,そして「Kingdom Under Fire II」といった強力なラインナップだ。大手パブリッシャとはいえ,これだけまとまって発表されるのは珍しいことだろう。
すでに冬休みに入った学生プレイヤーや,韓国の最大の名節である旧正月を過ごす一般のプレイヤーの期待感をいっそう高めるといった意気込みもイベントの各所に見られる。韓国オンラインゲーム業界におけるトップレベルのパブリッシャだけに,HANGAME INVITATIONAL 2009の会場は,大作への期待感でいっぱいだった。
Non Targetingシステムによる当たり判定の詳細はまだ分からないのだが,ある一点に絞ったポインティング攻撃を基本とする感じなので,単純なターゲッティングによる攻撃よりはずっと繊細なシステム内の打撃判定が行われるようだ。これはアクション性の強化を超えた,もう一つのTERA制作陣の新たなる挑戦に違いない。
今回のデモでTERAが見せた,射撃術に近いNon Targetingシステムが成功すれば,韓国のみならずグローバルレベルでMMORPGのプレイスタイルに一大革新が起こるかもしれない。