韓国のデベロッパBluehole Studioは本日(1月22日),開発中のMMORPG「Project S1」の正式タイトル名を「TERA」と発表した。
TERAは,攻撃対象を設定しない戦闘方式が採用されたMMORPGで,開発に3年以上が費やされ,約320億ウォン(約20億円)が投じられた大作として注目されている。先にターゲットを指定してから戦うタイプのMMORPGと比べるとアクション性が高く,スピード感に溢れたゲームになっている。そんな戦闘シーンを収録したムービーを掲載したので,その目で確認してほしい。
本作では,6種類の種族と8種類のクラスが用意され,先行して公開されたキャラクターグラフィックスは,海外のゲーマーにも受け入れられるのではないか,といわれている。ちなみに,ゲームのタイトル名であるTERAは,ゲームの舞台となっているThe Exiled Realm of Arborea(追放された世界,アルボレア)の頭文字を取ったものだ。
TERAには政治や経済要素もあるので,プレイヤーはアクション性の高い戦闘に明け暮れるだけでなく,ゲーム内で社会的な活動を行うことも重要になるだろう。
Bluehole Studioの社長であるKim,Kang Seok氏は,プレスリリースで「TERAは戦闘,グラフィックス,コミュニティ,コンテンツなど,MMORPGのすべての要素を進歩させたタイトルとして評価される作品となることを目指しています。次世代MMORPGの基準になるでしょう」とコメントしている。
なお,TERAは2009年夏頃に,韓国のHanGameでクローズドβテストが行われる予定だ。また,ソウルのINTERCONTINENTAL HOTELで開催されているHanGame Invitaitional 2009で公開される本作の詳細を追ってお伝えしたい。