ゲームオンは本日(4月1日),同社オフィスでMMORPG「PRIUS ONLINE」のプレス説明会を行い,ゲームの概要およびクローズドβテストのスケジュールを発表した。
PRIUS ONLINEは,韓国 CJ Internetが開発したMMORPGで,プレイヤーが少女型のパートナー「アニマ」とともに冒険を繰り広げる。独特のセンスで美しく表現されるグラフィックスやアニマの育成要素,巨人「ガイガス」を召喚して戦うといった特徴があり,ゲームオンが国内サービスライセンスを獲得して以来,日本のオンラインゲームプレイヤーから注目を集めている。そんなPRIUS ONLINEのクローズドβテストとテスター募集が以下のスケジュールで行なわれる。なお,本作のビジネスモデルは,基本プレイ料金無料のアイテム課金制だ。
募集期間:2009年4月2日(木)12:00PM?4月13日(月)3:00PM(約12日間)
募集規模:総計6000名
当選者発表:2009年4月16日(木) 当選者にメールで告知
テスト実施期間:2009年4月20日(月)15:00PM?5月7日(木)12:00
使用キャラクター:4種(男性2種:ヒューム/ロン?マス,女性2種:ヒューム/ロン?フェミナ
レベルキャップ:25
ワールド数:1
ゲームオン取締役 オンライン事業部 本部長 萩原和之氏 |
説明会は,ゲームオン取締役 オンライン事業部 本部長 萩原和之氏によって,同社がPRIUS ONLINEのサービス提供に至った経緯の紹介から始まった。
萩原氏は,日本のオンラインゲーム市場が停滞気味であることに危惧を抱いているという。そこで,2008年の韓国市場を牽引したPRIUS ONLINEなら,日本市場も盛り上げられると考え,サービスライセンスの獲得を決定したと語った。
プレイ実演とムービーを交えてゲームの概要を説明したのは,プロデューサーを務める清水祐一氏だ。清水氏は,PRIUS ONLINEについて,七つの月が照らす幻想的な惑星「プリウス」を舞台に,プレイヤーが不思議な少女アニマとともに成長していくファンタジーMMORPGであると説明。また,世界観およびグラフィックスの魅力を単に美麗なだけではなく,“イメージに残る美しさ”“感覚的に綺麗と捉えられる美しさ”と表現した。
気になる少女「アニマ」と巨人「ガイガス」の概要も公開
続いては,クローズドβテストで使用可能キャラクターの概要が紹介された。PRIUS ONLINEのプレイヤーキャラクターは,種族や性別によって,職業が固定される。つまり人間タイプである「ヒューム」の男性は魔法を駆使する「元素術士」,同じく女性は「ガンナー」で,獣人タイプの男性「ロン?マス」は「戦士」,同じく女性「ロン?フェミナ」は「ハンター」といった具合だ。
なお,ゲームには「楽士」である「ベリア」や,「剣士」たる「アイン」も登場するが,クローズドβテスト時には実装されない。
さらに会場ではチュートリアル部分の実演が行なわれた。プレイヤーキャラクターは,ゲーム本編の開始時に過去の記憶を失っているという設定でレベル1からスタートする。しかし,本編に先んじたチュートリアルでは,プレイヤーキャラクターが見ている夢が描かれ,レベル30相当のプレイヤーがアニマやガイガス,そして多くの仲間とともにダンジョンを攻略していく。基本操作や戦闘の手順,ガイガスの召喚方法などを,プレイしながら学べるだけでなく,演出として随所にムービーが用意されており,その後の壮大な展開を期待させてくれた。
ゲーム本編でプレイヤーキャラクターがアニマと出会うのは,レベル10に達してからとのこと。アニマは出会った当初,プレイヤーキャラクターに何かをしてくれるわけではない,むしろ,いろいろ世話をすることによって感情が芽生え,プレイヤーキャラクターとともに成長する存在だ。
その感情が,やがてプレイヤーキャラクターを助けたいという思いへと発展していくのである。そうした感情は,アニマが生産するアイテムなどに影響を与え,プレイヤーキャラクターにさまざまな恩恵を与える。さらに感情を爆発させると,「覚醒」モードと呼ばれるものに入ることもあるという。覚醒モードとはいったいなんだろうか。
アニマには「積極」「自尊」「依存」「消極」という四つの「性向」があり,それに応じて口調や行動パターンが変化する。例えば積極的なら攻撃スキルを,依存性が高ければ回復スキルを多用するといった具合だ。性向はゲーム開始時に決定できるほか,プレイヤーキャラクターがアニマに出す指示やプレゼント,交わした会話によって変化していく。その時点での性向と指示がマッチしなければ,拒絶されることもあるそうだ。