「
TARTAROS-タルタロス-」は,シーアンドシーメディアが運営するオンラインRPGである。ノンターゲッティングの戦闘を最大の特徴としており,そのほかにも数多くのユニークなシステムや,個性溢れるキャラクター達など,ライトプレイヤーからコアプレイヤーまで幅広い層に受け入れられやすそうな要素が揃っている。
すでに報じているとおり,タルタロスは1月14日からオープンβテストを実施する予定である。ただし14日から参加できるのは,事前に"先行入場者"登録を行った人のみ。それ以外の一般プレイヤーは,翌15日からの参加となる。
登録受付は12日まで行われるので,少しでも早く遊びたいという人は,
こちらの記事をチェックして忘れずに登録しておこう。
さて,今回は,きたるべきOBT実施に先駆けて,新たに導入されるコンテンツに触らせてもらってきた。OBTでは7番目のキャラクターが登場するほか,ゲーム内の細かい部分がいろいろとブラッシュアップされているので,それらの内容を先行プレイレポートとしてお届けしていきたい。
タルタロス中随一のテクニカルキャラクター「クロモド」
1月14日から始まるOBTでは,キャラクターのレベルキャップが28から35へ開放される。そしてそれに伴い,プレイヤーが移動できる"村エリア"が二つ加わる。それが「グリンデル村」と「毒された森林」というエリアだ。
前者ではシナリオクエストを通じて,7番目のマイキャラとして
クロモドが仲間に加わる。CBTの経験者にとっては,この新キャラクターがOBTの最大の見どころといってよいだろう。
マップの右上が新しく加わるグリンデル村だ
|
|
クロモドは,グリンデル村でひっそりと植物の研究をしていた"学者"という設定の人物。それがソーマやピンコ達が訪れたことで,例によってドタバタ劇に巻き込まれ,最終的に旅の仲間へと加わることになる。
気になるクロモドのキャラクター特性だが,クラスは
ウィザードとなっている。これはゲーム内ではナギに続く,後衛系のキャラクターだ。
実際に使ってみると,完全に後衛からの攻撃/弱体化に特化しており,全体的な使い勝手は(ナギを含めた)従来の6名と比べてまったく異なる。
強さと脆さを併せ持ったキャラクターという印象で,それを象徴するのが,すべてのスキル(初期スキル含む)にクールダウンタイムが設けられており,押しっぱなしコンボがまったく使えないこと。かといって習得スキルが万能というわけでもなく,ちゃんと間合いを計り,狙いを定めて使わないと役に立たないケースが多いのだ。敵に接近されるとすぐにピンチに陥ってしまい,プレイ後間もないうちはすぐにやられてしまった。
だが,スキルの特性をちゃんと理解したうえで,状況に応じた適切なスキルを使えるようになると,継続ダメージや状態異常も伴った絶大な戦果が得られる。敵の中へガンガン突っ込むようなタイプではないものの,前線から一歩引いたところから戦局を冷静に判断しつつ戦っていくのは,従来のタルタロスにはなかった面白さだ。加えていうと,スキルエフェクトは,従来にない派手さ加減となっている。
一言でいうとテクニカルさが際立っており,例えばノンターゲッティング戦闘に惹かれてタルタロスを始めたような人にとっては,かなり楽しめそうなキャラクターに仕上がっているのだ。
クロモドの序盤?中盤にかけて習得するスキルを一挙紹介
以上の点を踏まえたうえで,クロモドが実際にどういったアクティブスキルを使えるのかを見ていこう。まずは"溜め"(クロモドの場合は"瞑想")を行わずに使える6種類から。
●クロモド用アクティブスキル(1ページ目)
- 「ファイアピラー」(J):
目の前に炎の柱を作り出し,直接ダメージを与える
- 「アイスアロー」(K):
敵を追尾する氷の矢を複数発射し,直接ダメージを与える
- 「減速」(L):
前方の範囲内にいる敵に対して,移動速度減少などの弱体効果を与える
- 「魔法解除」(J+K):
自らの状態異常を消去すると共に,MPの回復速度を上昇させる
- 「束縛」(J+L):
地中から植物を召還して敵の動きを封じる,Root系のスキル
- 「振動波」(K+L):
前方にいる敵を空中高く飛ばし,移動不可状態にする
- 「瞑想」(;):
スキル一覧の2ページ目のスキルを一時的に使用可能にする
前述したように,基本攻撃のファイアピラーやアイスアローですら,3秒程度のクールダウンタイムが設けられている。よって,敵と一定距離を置いて戦うのは,クロモドの基本中の基本だ。MCCやマルチプレイなど,仲間の後ろから攻撃できる状況を念頭に置いて戦うとよいだろう。
その他のスキルはデバフ系が多く,これ単体で敵を倒すのはちょっと難しい。これらのスキルを使って敵を弱体化させておき,ほかの仲間に攻撃してもらう,といった立ち回りになるだろう。