Google は、米国の一部地域で「超高速ブロードバンド ネットワーク」を試験的に導入するという野心的な計画を発表したが、これに対して19万人以上の個人と600以上のコミュニティが参加を希望し、26日の締め切り数時間前には申し込みが殺到した。
Google は2月、光ファイバーによるブロードバンドサービスを他社よりも低い価格で少なくとも5万人に提供する計画を発表した。対象は50万人に達する可能性もあるとしており、計画に関心を持った都市やコミュニティに申し込みを求めた。
このブロードバンド計画に申し込みが殺到した理由は容易に理解できる。中には、検索最大手 Google の気を引こうと名前を変えたコミュニティもあったほどで、YouTube を利用した売り込みも多数あった。Google は、米国でほとんどの人が現在利用しているブロードバンドと比較して100倍以上も早い1Gbps の FTTH による超高速ブロードバンド ネットワークが一部で利用できるようになると述べている。
Google がこの光ファイバー計画のようなインターネット アクセスを拡大する動きに出るのは、今回が初めてというわけではない。たとえば、本社のあるカリフォルニア州マウンテンビューの住民には、無料 Wi-Fi サービスを提供している。
米連邦通信委員会 (FCC) は、Google の取り組みを歓迎した。連邦規制当局も、全米で高速インターネットサービスの普及を拡大するために独自の計画を進めている。
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