日本ファルコムは,イースシリーズ最新作となるPSP用ソフト「Ys SEVEN」を,9月17日に発売する。このYs SEVENは通常版のほかに,「限定ドラマCD同梱版」の発売が予定されている。価格は通常版が6090円,ドラマCD同梱版は7980円となっている。ドラマCDの単品発売も予定されており,こちらは3150円(すべて税込)。
ドラマCDの内容は,前作にあたる「
イースVI ?ナピシュテムの匣」のエンディング後から,Ys SEVENの導入部までの間をつなぐ流れとなっている。
ナピシュテムの匣から生還したアドルは,ドギやテラ達と共に再び海賊船“トレス?マリス”号に乗り,カナン諸島を後にする。しかし,アドルらは海上でモンスターから襲撃を受けてしまうのだが……,といった内容だ。
このようなストーリーを臨場感のあるフルボイスで堪能できるので,Ys SEVENのプレイ前に聴いておけば,より本編に感情移入しやすくなること請け合いだろう。
ちなみにこのような形で,イースシリーズのドラマCD化が実現するのは,なんと14年ぶりとのこと。しかも今回,かつてのオリジナルキャストである草尾毅氏(アドル役)や,玄田哲章氏(ドギ役)を再び起用している。
7月25日,このドラマCDの収録が行われたのだが,このたび現場を取材する機会が得られた。ドラマCDの収録直後に,15名の声優陣からコメントを頂くことができたので(収録日が別だった玄田哲章さんからも後日いただきました),本稿でまとめて紹介していこう。物語が明かされていないので,各登場人物の役どころは今のところ詳細不明なものの,コメントの端々から何となくイメージができるものもある。今からあれこれと想像してみるのも,きっと面白いのではないだろうか。
後列左から:
古澤徹,小寺可南子,古川愛李,松来未祐,後藤沙緒里,志村知幸,鶴岡聡
前列左から:
園崎未恵,鈴木千尋,佐藤拓也,銀河万丈,草尾毅,三上枝織,川田紳司,石井康嗣(※敬称略) |
草尾 毅(アドル?クリスティン役): 前回の,……というにはあまりにも昔の話なのですが,第一作のOVAから20年近くぶり(ドラマCDでは14年ぶり)にアドル?クリスティンを演じさせていただくことになりました。先日,昔の動画を久しぶりに見たのですが,自分は若かったんだなぁと思いますね。それどころか,当時のこともよく覚えていない部分すらあったりします。なので今回は,とても新鮮な気持ちでアドルを演じることができました。
また,共演させていただいた皆様方とも,とても楽しく仕事が行えました。今回のストーリーは,アドルの新しい冒険の始まりとなっていますが,今後はゲームの音声やドラマCDのみならず,またOVA化みたいな展開もあったら嬉しいなと思っています。どうか応援よろしくお願いします!
銀河 万丈(ラドック役&ナレーション担当): 今回のドラマCDのエンディングは、新たな冒険の旅立ちです。あの船はこれからメンテナンスを加え,性能を大きくアップさせます。たとえアドル達がどこへ冒険しようとしても,彼らを運んでいける準備をしっかり整えておきますよ。
娘の恋心は,何とかかなえさせてあげたかったのですが……。でも草尾君(草尾毅氏)に「お父さん」と呼ばれるのはどんなものかなあと,複雑な心境で楽しませていただきました(笑)。どうもお疲れ様でした。
玄田 哲章(ドギ役):最初の出会いからなんと10数年ぶりのドギとの再会! めったにないケースですから驚き、そして嬉しく思っています。恋だの笑いだの、もちろん壮絶な戦いありで中味充実の冒険の旅が始まります。今後の展開に
ドギドギ?ワクワク期待しています!! 長いブランクがあったにも関わらずチームワークはバッチリでとても楽しい収録でした!
三上 枝織(テラ役): テラ役をやらせていただいた三上枝織です。さきほど草尾さんがおっしゃっていたように,凄く長い歴史のあるシリーズの作品に私も出させていただいて,本当に嬉しいなと思いました。ストーリーについては,テラのアドルへの恋心が実れば良かったかな……,という気持ちが,願望としてはちょっとありました。
これからも何か機会があって,アドル達の冒険にテラとして関われたら,と思っています。今日は本当にありがとうございました。
佐藤 拓也(ガッシュ役): 僕はいちプレイヤーとしてイースをプレイしていた身なので,今回ドラマCDに参加させていただけたことがとても感慨深く,また感動しています。
自分が演じたガッシュはアドルのライバル役という設定なのですが,彼自身がこの物語に,今後どういった風に関わりを持っているのか楽しみにしています。また,皆様もゲーム本編を楽しんでいただけたらと思います。今日はありがとうございました。
鈴木 千尋(ミハイル役): ミハイルはとても勝気なキャラクターで,演じていて非常に楽しかったです。テラのことが本当に大好きで,あまりに一途すぎて大変なことになっちゃったりもしますが……。そのあたりも含めて楽しかったですね。ありがとうございました。
川田 紳司(カマラ役): カマラ役の川田です。今回はとてもファミリー的な,温かい雰囲気で収録が行えました。今回の仕事で初めてお会いした人もいるのですが,ラドック船長の元に集った“船の仲間”として,大いに楽しめましたね。
園崎 未恵(ニース役): ニース役をやらせていただいた園崎です。ニースは船長の娘のテラを除くと,船のメンバーでは紅一点です。メガネ女子というキャラクターで,これは今まで私が携わった仕事の中では珍しい役どころだったので,非常に楽しく演じさせていただきました。
またいつか,この船のみんなと航海や冒険に出られたらいいな……,なんてことを思いつつ,今日は仕事をしておりました。
志村 知幸(グエン役): グエンを演じさせていただきました志村です。船の中で一番年上という設定なのですが,玄田さんや銀河さんがいるのに,それよりも年上といわれても……,ということで結構プレッシャーがありました。これからも声に貫禄をつけていきたいですね。今日はおつかれさまでした。
石井 康嗣(オード役。ジェド役も兼任): オードをやりました石井康嗣です。「オードという役,覚えてないなぁ……」と思い,一生懸命思い出そうとしたのですが,よく考えたら初めて演じる役でした(笑)。ちょっとほっとしました(笑)。今日はありがとうございました。
松来 未祐(オルハ役。キサ役も兼任): オルハ役をやらせていただいた松来未祐です。私は今回初参加だったのですけれど,海賊の皆さんが,すごく勢いがあって,とても楽しかったです。
私は今回どちらかというと,回想っぽい位置づけで登場するのですが,きっとアドルのことなので,またオルハが囚われたら助けに来てくれるんじゃないかな,って思っています。なのでこれからも囚われたいと思っています(笑)。ありがとうございました。
後藤 沙緒里(イーシャ役): イーシャをやらせていただきました後藤沙緒里です。過去にも「イースVI」にイーシャ役で出させていただいたのですが,再びこうして同じ役ができて嬉しく思っています。
収録中はとても緊張していたのですが,海賊の方達の芝居を身近で見ることができ,とても楽しかったです。ありがとうございました。
古澤 徹(アガレス役): アガレス役の古澤です。今回はとある生物と合体したのですが,次回は他のものとも合体して,「遊星からの物体X」を目指したいと思ってます(笑)。おつかれさまでした。
小寺 可南子(ユエ役): ユエ役をやりました小寺可南子です。こういったドラマCDに参加させていただくのは,今回が3回目です。凄い大人数で,相変わらず緊張してしまったのですが,他の方達がとても素敵で楽しませていただきました。
役どころとしては,自分が仕えているご主人様がいるのですが,色々とあってその弟さんに仕えることになります。なので,また今後新しい冒険が始まるときにも,出演させていただけたらいいなと思ってます。今日はありがとうございました。
古川 愛李(セラ役
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