富士通フロンテック株式会社、株式会社富士通研究所、大日本印刷株式会社(DNP)は、2010年5月12日、すべての光学ディスク(CD/DVD/BD)に対応した、UHF 帯 RFID タグを世界で初めて開発したと発表した。
従来、光学ディスクの管理には、HF 帯(13.56MHz)を使った CD/DVD 用 RFID タグを利用していたが、通信距離が密着?10cm 程度と非常に短く、識別するためには CD や DVD を一枚ずつ取り出して読み取る必要があることから、業務の効率化面で課題となっていた。
今回開発した UHF 帯の RFID タグでは、各種の光学ディスクを数十枚単位で重ね合わせた状態で一括して読み取ることを可能。光学ディスクが棚やダンボールに保管されている状態でもそのまま読み取りが可能なため、入荷?出荷の管理を行う現場作業の負担軽減を図ることができる。
この RFID タグは、富士通フロンテックおよび富士通研究所がタグのアンテナ技術開発とインレット製造を行ない、DNP がラベル加工を担当する。出荷時期は、2011年2月を予定。
【関連記事】
DNP、必要な枚数だけ ID カードを受託発行できる「ID データ WEB」を開始
大日本印刷、電子書籍閲覧ソフト「雑誌ビューア」を開発
DNP、食に関する“街の特性”を表示する iPhone アプリ「ここなに?」の実験を開始
DNP、“脳科学”を活用したマーケティング支援サービスを開始
DNP、書店の店頭でデジタルサイネージを活用した販促サービスを開始