日本ではネクソンジャパンが運営を行っているMMORPG「アトランティカ」で,次期大型アップデートに関する新情報が公開された。同作の開発を手がける韓国NDOORSの開発本部理事,Kim Tai Gon(キム?タイゴン)氏は,現在アメリカのサンフランシスコで開催中のGDC09における記者懇談会の中で,上半期に予定しているアップデートとして,「戦術戦闘システム」「ハウジングシステム」「新規傭兵三種」「新ダンジョン:グランドキャニオン」の四つについて明らかにしている。
グランドキャニオン
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戦術戦闘システム(TacticalBattle System)は,ギルドや国家単位の戦争,もしくはレイドを想定したシステムとのことで,
最大200人以上のプレイヤーが8陣営に分かれてターン方式のPvPもしくはPvEを楽しめる。マップは下記のスクリーンショットを見れば分かるように“セル”によって構成されており,各プレイヤーのキャラクターは,まるで
RTSのユニットさながらに,資源を掘ったり建物を建てたりしながら戦闘をするのだそうだ。地形による効果や,
自然現象を利用した戦術も採ることができ,リリースを読む限りでは,まったくストラテジーゲームさながらといった戦闘モードになりそうだ。
……筆者にはいまいちピンとこないので,詳細はリリースで確認してほしいが,200人でプレイしたら次の自分の手番は200ターン後,なんてことにならないのだろうか。いや,ないとは思いますが。
ハウジングシステムは,日本のオンラインゲーマーには伝統的に評判の良い,キャラクターが家を持てるようになるというシステムだ。本作のハウジングシステムでは,基本的な内装のカスタマイズはもちろん,
キャラクターの第二世代の育成もできるという。つまりキャラクターの子供を育てて冒険者にできるというわけで,なんとも夢の広がるシステムだ。その他,
雇った傭兵を執事やメイド,コックに転職させたり,キャラクターの自分史を記録できたりと,従来のハウジングシステムにないような要素を予定しているとのこと。うーん,傭兵からメイドさんに転職とは,これまた実に夢が広がるシステムである。
新規傭兵三種では,
「ファラン」「闘士」「楽士」が追加予定だ。それぞれ弓,電動のこぎり(!),楽器を武器とする傭兵で,
「弓は楽器に強く,楽器は電動のこぎりに強く,電動のこぎりは弓に強い」という三すくみのバランスが取られているとのこと。なんでそういう関係になるかはよく分からないが,異色の傭兵として活躍が期待される。またそれぞれの傭兵にはモチーフとなった背景があるそうなので,こちらはリリースで確認してほしい。
最後のグランドキャニオンは,本作の最高レベルダンジョンとして予定されているもので,
レベル120以上のキャラクターが対象となる。北アメリカ地域の最終メインシナリオと位置づけられており,強盗に奪われたインディアンの宝物を巡り,プレイヤーと強盗の息詰まる戦闘が描かれる。
なお,これらはあくまで韓国の開発状況について語られたもので,
日本での実装時期は未定だ。実際に遊べるようになるのはもう少し先になりそうだが,いずれも楽しみな新要素になることは間違いない。本作のプレイヤーは日本でのアップデート発表を楽しみにしておこう。
「アトランティカ」公式サイト
大作オンラインRPG 『アトランティカ』
GDCで超大型アップデート予定を公開!
オンラインゲーム配信事業を行う株式会社ネクソンジャパン(本社:東京都中央区代表取締役社長:崔 承祐/チェ?スンウ 以下ネクソンジャパン)がサービスを提供する、大作オンラインRPG『アトランティカ』の開発会社 NDOORS Corporation(本社:ソウル市、代表取締役社長:Cho Seongwon/チョウ?ソンウォン、以下NDOORS Corporation)の開発本部理事であるKim Tai Gon(キム?タイゴン)は、現地時間3月26日(木)、米国サンフランシスコで開催中のゲーム開発者カンファレンス「GDC2009」にて、北米現地法人NDOORS Interactive主催の記者懇談会
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