2月29日に製品サービスが開始される,コーエーのMMORPG
「三國志 Online」。
年末のインタビューや
ファーストインプレッションなど,幾度か記事を掲載しているが,この作品の本当の姿は大規模戦闘にある。合戦(RvR)や部曲戦(ギルド戦)がウリなのは理解しつつも,「そうはいっても対人戦ってなんか怖いしなぁ」とか「死んじゃったら周りに迷惑だしなぁ」とか,いまプレイ中の人でも腰が引けてる人は多いかもしれない。
本当はある程度文字でくどくどと原稿を書いたのだが,1000行の文字より1分のムービーが分かりやすかろうということで,実際の合戦の模様を撮影して編集してみた。筆者のキャラクターが蜀に属しているため,蜀側の視点でしか撮影できないが,某日に行われた蜀対呉の合戦の模様だ。
大規模戦闘が好きなゲーマーにはわざわざ言うまでもないが,画面に登場するのは,そのほぼすべてがプレイヤーキャラクターだ。数百人vs.数百人でもほとんど画面描画やサーバーラグに問題がないレベルで動いていることが分かるだろう。一度,500人対500人の合戦に参加したときはさすがにちょっと描画が重くなっていたが,それとてプレイできないほどではなかった。
見れば分かるように,両軍が激突した跡には屍累々。むろん死なないに越したことはないが,死んだって誰も本気で怒ったりはしないので,どうかそんな些細なことは気にせず,ぜひ合戦に参加してみてほしい。この作品で,採集とフィールドでの戦闘ばかりやってるのは,もったいないですよ。
言うまでもないが,合戦は毎回毎回違う“ストーリー”が展開されるし,そのときいる場所によっても違うものを見ることになるだろう。撮影した合戦は,数あるストーリーのほんの一部分に過ぎない。実際の生の雰囲気は,ぜひあなたのモニターで味わってみてほしい。様子を見てみるだけなら,まずは徒党(グループ)を組まないで一人で行動してみてもよいだろう。それでも,次にまた行きたくなることは請け合いだ。2回目からは,ぜひ徒党を組むなり連合に参加するなりして,本作の醍醐味を存分に体験してみよう。
飛び交う連合の指示,怒濤の状況報告,イナゴのように押し寄せる敵軍,バタバタと倒れる味方……。45分間が,きっと短く感じることだろう。
「大規模戦闘が売りです」と言っておきながらラグで戦闘どころじゃない作品もあったりする中,これだけの人数が一箇所に集まってなおさほど重くない――さすがに軽いとまでは言わないが――のは,特筆に値する。撮影マシンも,Athlon 64 X2 4400+,メインメモリ2GB,GeForce 7800GTという組み合わせで,いまとなってはハイスペックと呼ぶほどのマシンでもない。さすがに最高画質設定にはしていないが,そのマシンで合戦に参加して,FRAPS(動画撮影ツール)を動かしてもなお,これだけ動く。このムービーで興味を持ったら,製品サービススタート前の参加チャンスを逃すことなく,ぜひ一度はその目で「合戦」を確かめてみてほしい。
前のページ: 「マビノギ」で6月5日に実装予定の“ハードモード
次のページ: 【リリース】「TANTRA」,前回から続くワード探索推理