※第1回:Windows XPを頑張って小さくしてみる → 「こちら」 ※第3回:FFXIも完壁! ついにゲームの起動にトライ → 「こちら」
というわけで,Eee PCチューニング記事の第2回だ。前回の「Windows XPを頑張って小さくしてみる」記事は
「こちら」 からどうぞ。
ゲームに限らず,Eee PCで何かをするのであれば必要になってくる“HDD容量”は前回空けたので,今回は引き続き,Windows XPのこのちょっとタルい挙動をどうにかして,何か操作をするときのストレスを減らしてみようではないか。そう,実はまだゲームのインストールまではいかないのである。ごめんなさい。
?XPの重たい挙動をなんとかしよう まずはその見てくれから 1)Windowsクラシックテーマへの変更 2)ついでにOSの使用フォントも変更 3)スタートメニューもカスタマイズ 4)エクスプローラも質素にしておこう 5)そしてさらに無駄なエフェクトを全部排除 少し危険なレジストリ関係 1)「窓の手」編 2)「tuneapp」編 起動オプションの見直し 1)起動時の画面はいらない 2)勝手に作るログもいらないよ 3)インデックスもいらないよ 4)レジストリもちょっと減らしておきましょう ?Eee PCであることを再認識してみよう ERAMをインストールしてみよう テンポラリフォルダをRAMディスクに移動 ブラウザのキャッシュをRAMディスクに移動 1)Internet Explorer系 2)Firefox 個々の環境に応じて,データフォルダをSDやUSBに移動 ※ムービーファイルへのリンク
前回に引き続き,ゲームが動いている様子を直撮りだ。今回は, WoWより重いゲームである「ロード?オブ?ザ?リングス オンライン」だ。 仮想メモリ256MB,メインメモリ512MBで無理矢理800×600表示。 クロックアップはせず,クオリティは落としまくりでここまではイケる XPの重たい挙動をなんとかしよう まだゲームのインストールまで話がいかなくて申し訳ない。ゲームを動かして快適に使うための手順だと思ってがんばってほしい。写真は,Eee PCで動いている「ロード?オブ?ザ?リングス オンライン」。これが動くのは,割とグッドニュースだ
ここから先は,趣味の世界に突入だ。非力……とまではいかないが,決して高速な部類ではないEee PCのCPUとビデオ描画の負担を減らして快適なPC操作を実現する手順に入る。
以下,チューニング好きな筆者がいつもOSインストールのたびにやっていることを,みなさんの参考のために書いておく。
結果的に,またもやほとんどPC誌か何かのような記事になってしまったが,それもこれも最終目的のためだ。焦らずゆっくりとトライしてみてほしい。
趣味の世界とはいうものの,Lunaとかいうウィンドウマネージャを積んだWindows XPという(普通に使うと)ちょっとたるいOSを,業務と自分のストレス解消のために,「さほど支障のない範囲」でチューニングしてある。過去には何度かやりすぎて起動しなくなったこともあるが,以下に記すことの多くは,少なくとも筆者がここ数年,OSインストールのたびにやっていることで,普通に日常使っている分にはなんら問題は起こっていない。とはいえ,当たり前だが筆者も4Gamer編集部も,一切その結果に対して保証は持てないので,お約束ではあるが「あくまでもAt Your Own Risk」でお願いしたい。
結局のところWindowsのカスタマイズは,明確な効果があるものもあるが,プラシーボ効果に過ぎないかもしれない,と思われるものもある。ましてや,OSの挙動に関わる部分などに関しては,明確な正解がない(と思っている)。筆者はチューニング好きではあるもののベンチマーク好きではないので,その都度何か計測して結果に残しておいたりはしていない。やってみたいけど心配な人は,以下に記してあることを上から順番にちょっとずつ試してみよう。最初は比較的安全な変更であり,下にいくほど危険度が高くなる変更になるように記したつもりだ。
作業に入る前に伝えておきたいが,今回の主目的は
Eee PCのWindows XPを可能な限り軽い挙動にすること 同じ場所に書き込んだ回数で劣化していくSSDの負担を(気分だけでも)減らすこと それらの環境を構築したうえで,PCゲームが動くようにすること の三つだ。作業の工程で,オンラインソフトやドライバなどのファイルをダウンロードするときは,できるだけ(HDD代わりの)SSDやUSBフラッシュメモリに置いて作業する癖を心がけると,いつかいいことがあるかもしれない。
●まずはその見てくれから タスクバーを上に置いて使う人なので違和感があるかもしれない。ここまで病的にやらなくてもよいとは思うが,デスクトップはなるべくファイルを置かないに越したことはない。いつもギリギリまで設定を詰めてからアクティベートするので,まだこの段階では未アクティベート
XPをインストールして/XPのマシンを買って,いつも筆者が最初にやるのが「Windowsクラシック」への変更だ。実用で使うPCに,派手で使いづらいタスクバーやにぎやかなUIはまったく不要だ。基本的には業務にまったく関わりがない部分であるがゆえ,とことんまでバサバサやる。Lunaが好きな人,すいません。
ところで,世の中にはデスクトップになんでもかんでもファイルを置く人がいるが,OSへの負荷や操作性の悪化を考慮するなら,デスクトップには可能な限り何も置くべきではない。起動のたびに読まれる場所だし,タスクバーの「デスクトップの表示」なんて押そうものなら,きっとガリガリガリガリHDDが鳴っているのだろう。ここに多くのファイルがあればあるほど重くなるに決まっているのだが,たまにファイルで埋め尽くされている人などもいたりして,辛抱強い人なんだなぁ,と非常に感心する。なぜかPCのデスクトップは,現実のデスクトップよりも融通が効かないのだ。注意して使おう。
ちなみに,筆者の業務用Eee PCのデスクトップは上のような感じ。たまにしか使わないスタートメニューではあるが,中身がぐしゃぐしゃだと気になって仕方ないので,それをいじるためのショートカットだけは配置してある。そんなところは細かいくせに,現実世界の机の上は,いくらぐしゃぐしゃでも大丈夫だ。
1)Windowsクラシックテーマへの変更