USERJOY JAPANがサービスを提供している「三国群英伝ONLINE」は,中国東漢末期の三国時代をモチーフにした2D横スクロールタイプのMMORPGだ。
「黄巾の乱」に始まった戦乱が,やがて魏/呉/蜀の三大勢力の争いへと発展していくという三国志の時代。一介の平民たるプレイヤーはその三国のいずれかに所属し,「勲功」を得て自らの「官位」を上げ,志を同じくする仲間と共に戦っていくという,三国志ファン,歴史ファンには見逃せないタイトルだ。
ゲームの導入部分および序盤の進行については,公式サイトの「初心者ガイド」に詳しい説明がある。そこで本記事では,ゲームの中盤以降に重要度を増す三つのコンテンツの魅力を紹介しよう。
プレイヤーにとっての最大の魅力は,各サーバで週2回開催される「国戦」である。ゲーム内に現在実装されている33の都市は,それぞれ国の首都を除いて,すべて攻略対象となっている。
都市を占領しても直後に取り返されたりといった攻防が繰り返され,各国が死力を尽くしてせめぎ合っているので,なかなか勢力拡大への道のりは険しいのだ。目指せ,中原の覇者!
国戦では,勲功ランキングの上位を狙うといったプレイも可能だ。バッタバッタと敵をなぎ倒す勇ましいプレイヤーの姿は,敵味方問わず注目の的となる! ランキング上位のあなたを一目見ようと,我も我もと多くのプレイヤーが群がり,人々が去ったあとには,討ち取られたあなたの死体が……って,アレ?
まあともかく,一人で戦うのも悪くないのだが,このとおり,どんなにハイレベルで強さを誇示しても,相手が集団でかかって来たら負けてしまうこともあるようだ。そうならないためには,どうするか? そう,こちらも仲間を作ればいいわけだ! プレイヤー各自にも事情や主義主張もあるだろうが,国戦を楽しむ第一歩は,やはり軍団への加入である。無論,三国志の名将に劣らず人望が篤いという自負があるならば,自ら軍団を立ち上げてもいい。自らの軍団を率いて中原を駆け抜けるというのは,三国志のファンなら一度は夢見たはずで,それがここで実現するのである。
さて軍団に加入すると,国戦本来の目的である都市占領が楽しめる。むろん,一人で都市攻めを楽しんでもいいのだが,当然防衛側のプレイヤーは集団だし,守護側のNPCも配置されているので,まず勝てない(経験談)。
仮にガラ空きの都市に攻め込んで,首尾よく「騎馬像」を破壊できても,それに気づいた敵勢力に攻め込まれて,あっという間に終了だ。軍団でどこを攻めるか,あるいは守るかをよく考えて,ガッチリした連携で戦いたいところである。
掲載したムービーにもあるとおり,攻撃と守備がにらみ合う中,味方が敵を撃破していく様子はなかなか白熱する。まあMMORPGの対人戦なので,どうしても足を止めて互いにスキルを撃ち合うという状況が多くなってしまうのだが,それでも時折流れる戦況報告が気分を盛り上げてくれるのは間違いない。
現在の国戦のスケジュールは以下のとおり。なお,国戦は各サーバに設置された「国戦チャンネル」(チャンネル1)でのみ実施される。
三国志にはさまざまな名将/智将/猛将が登場するが,そうした彼らの力をプレイヤーに憑依させるのが「武魂」システムだ。「憧れのあの武将の魂を手に入れられる」というコンセプトにはグッとくるものがある。
この武将の魂,すなわち「武魂」を使用したプレイヤーは,1週間限定で各武将の外見と,ステータスボーナスを手に入れることができるのだ。ボーナスを得られるステータスは,武将ごとに異なっており,例えば関羽なら武力,諸葛亮なら知力といった具合だ。当然,武魂を使用したプレイヤーは,国戦での活躍も期待できる。戦場で得意満面に立っているだけでもかなり目立つはずだ。
なお,将来的には各武将特有の必殺技を導入する予定もある。とはいえ,これはあまりにも強力すぎてゲームバランスを壊す恐れがあるという理由で,現在は鋭意調整中とのこと。智将の場合,必殺技とはなんだろう? という気もするが,実装が楽しみだ。