8月26日,恵比寿ガーデンホールにおいて,ネクソンジャパンが正式サービス中のMMORPG「テイルズウィーバー」のユーザーカンファレンスが開催された。抽選による200名のみの完全招待制で行われたこのイベントでは,チャプター13パート2や,気になるエピソード2の概要が紹介され,クイズ大会や大抽選会など,会場を大いに盛り上げるイベントが実施された。
■チャプター13パート2の概要が公開された第一部。激戦の「第一回テイルズマスター選手権」も開催
左から:阿部寿頼氏,李 知烔(イ?チヒョン)氏,坂下智久氏
|
イベントはまず,
「テイルズウィーバーヒストリー」と題された,チャプター1からチャプター13までのゲームシーンを集めたダイジェストムービーで幕を開けた。やはりボス戦などで多くの参加者達が苦労したのか,戦闘シーンの紹介場面では,参加者の中から,ムービー中のキャラクターに対し,「つえー」といった声が上がるなど大いに盛り上がっていた。
一方,ネクソンジャパン テイルズウィーバーチームの
阿部寿頼氏のお気に入りは,「チャプター4の最後,バタナ町長と妻のナンシーの馴れ初め話のシーンが好きです」とのこと。また,ネクソンジャパン マーケティング部の
坂下智久氏は,今年の3月に発売されたテイルズーウィーバーの攻略本制作について,「阿部にもいろいろと協力してもらったんですが,この忙しい時期にと苦情が出ました」と裏事情を明かしてくれた。この時期はちょうどチャプター12の実装時期と重なっており,阿部氏もかなり多忙だったようだ。
思い出のシーンを収めたムービーに続いては,この秋に実装予定の
チャプター13パート2のダイジェスト映像が映し出された。チャプター13パート2は
「慟哭の塔」に入ったところから始まり,中に入ると扉が閉まって出られなくなるとのこと。さらには,各階にいるモンスターをすべて倒さないと上に行けない仕組みになっているという。さてここで,ムービーには人気モンスター「尻尾王子」が登場し,参加者達からはどよめきが起こった。尻尾王子は5階に登場するとのことなので,尻尾王子ファン(?)は楽しみにしておこう。このほかにも,
ネコだらけ(でも,敵モンスター)のフロアや,大量のモンスターで埋め尽くされた「12月の部屋」といったフロアの紹介場面では,参加者達は大笑いしたり,驚きの声を上げたりと,食い入るようにスクリーンを見つめていた。
<チャプター13パート2のストーリー概要>
運命に導かれ,慟哭の塔に辿り着いた8人。強力なモンスターが住んでいる67階建ての塔を登りながら,それぞれのキャラクターが自分自身の過去との葛藤を繰り返し……
無事にすべてをクリアした後,67階から一筋の光が天に向かって伸びて行き,天空都市に8人全員,導かれ…… その後ムービーはついに,ゲームのログイン画面にも使われている,慟哭の塔の最上階部分に登りつめるところまで進んだ。キャラクター達が最上階の魔方陣(?)を取り囲み,光とともにいよいよ最終ボスが出現! というところで,出現したボスキャラと思われるモンスターの上には大きなハテナマークが。固唾を飲んでいた観客は,一気に力が抜けたように笑い声を上げた。坂下氏が「僕は見せてもいいと思ったんですが,阿部がダメと言ったんです」と阿部氏に話を振ると,阿部氏は「プレイヤーの皆様の楽しみを奪ってしまってはいけないと思いまして」と弁明。やはりここは,ぜひプレイヤー自身の目で確かめていただきたい。
ちなみに,
67階まである慟哭の塔は,韓国での実装当初は,1フロア当たり平均30分くらいかかっていたとのこと。この計算で行くと,最上階まで33時間かかるはずだが,
韓国では最短8時間,平均2日ほどでクリアされているという。さらに現在では攻略が進み,プレイヤーが慣れたこともあって1,2時間でクリアできるようになっているとのことだ。また,途中で死ぬと街に戻されてしまうが,32階と48階には街へのワープゾーンがあるので,まずはそこまで登ることを目標にしたらいいだろう。ただし,そこに辿り着くだけでもかなりの至難の業と思われるが……。