ファミ通.comによりますと、――現在の開発状況についてお教えください。
田中 グラフィックの制作はほぼ終わっています。あとは、プランナーとプログラマーの最終調整の部分ですが、何パーセントと言うべきか難しいところです(笑)。グラフィックはできていると言っても調整はこれからですし、たとえばリムサ?ロミンサ(※注5)の街中のライティングもガラッと変わる予定です。
リムサ?ロミンサ(※注5)
『(Final Fantasy XIV RMT)』で、プレイヤーが冒険を開始する際に選ぶことができる国の中のひとつ。
――世界の骨格は完成した、という感じでしょうか?
田中 基本となる部分はだいぶできています。さきほど言ったとおり、“お化粧直し”は必要ですけど(笑)。仕様まわりやシス(Final Fantasy XIV RMT)テム関係、ユーザーインターフェース、そしてクエストの物量といった量産の作業は、いままさにやっている最中です。仮に、『Final Fantasy XIV』が5年の歳月で開発してきたとして、リリースまでの残りの期間を考えれば残り10パーセントと言えなくもないんですけど、この期間で作り上げる部分がゲームの50パーセントを占めるぐらいのイメージもありますね。
河本 αテストが始まっているとはいえ、キャラクターの成長や世界の広がり、そしてクエストなどを考えれば、いま運営できているのはごくごく一部なわけです。α版で見える『Final Fantasy XIV』の世界の単純な“物量”という観Final Fantasy XIV点なら、まだ完成度は10パーセント以下ですね。
田中 開発の進行度としては、控えめに65パーセントということにしておきます。何年かまえに、『FFXI』のときも65パーセントと答えた気がしますね(笑)。MMORPGは決して100パーセントになることはないので……。
――現在、αテストはPC版のみとなっていますが、プレイステーション3版の開発状況はいかがでしょうか?
田中 PC版と並行して鋭意制作中です。同時サービスインを目指してがんばっているところです。
――では、プレイステーション3版を待っているプレイヤーの皆さんもお楽しみ、ということでよろしいでしょうか?
Final Fantasy XIV
田中?河本 はい。ご期待ください。