「パンドラサーガ」は,ゴンゾロッソが現在サービス中のMMORPGだ。国内オンラインゲームデベロッパの雄,ヘッドロックが開発を担当しており,落ち着いた雰囲気のグラフィックスで,正統派西洋風ファンタジーの醍醐味をたっぷりと味わえるのだ。
現在,6種類の種族と28種類(上位職を含む)のクラスが用意されており,さまざまな役割での冒険や戦闘が楽しめる。
パンドラサーガには「聖フェルシュタイン王国」「ラトゥーガ帝国」「北方氏族連合ヴァリク」という三つの国の争いがストーリーの根底にあり,全体的にPvPを重視した内容となっている。
パンドラサーガのPvPは日常の冒険でも起こりうる。例えば「アスティア地下遺跡」といわれるダンジョンエリアの中には,国ごとに分かれた入り口があり,中ではつながっている。つまり敵対勢力のプレイヤーキャラクターと,冒険中いきなり鉢合わせすることがあるのだ。当然,その場合はただちに遭遇戦が発生することになる。このほか,PvPに加えてモンスターとの戦闘もある「未開区域ミュルディア」というエリアもある。
PvP以外の要素も充実している。最近だとインスタンスダンジョン(パーティだけで占有できるダンジョン)を利用したコンテンツ「次元ノ狭間」が人気だ。これは,次々と押し寄せてくるモンスターを時間内に倒しきるといった内容である。
キャラクター作成時に選べる種族は「人間」「エルフ」「ドワーフ」「マイリーン」「エンキドゥ」「ラピン」の6種類。聞き慣れないであろう一部種族について簡単に補足すると,マイリーンは狩猟が得意な女戦士で構成される部族。エンキドゥは,ひときわ巨躯の体を持ち合わせた,とても頑丈な種族。最後のラピンは,優れた魔力を持つ小柄な種族だ。
それぞれの種族によって能力値が異なるのはもちろんのこと,「種族スキル」と呼ばれる固有のパッシブスキルを持ち合わせており,キャラメイク時に選択できる。
クラスは,最初に「戦士」「斥候」「聖職者」「魔術師」の4系統の中から選べる。そしてキャラクターが成長するにつれ二次職,三次職へとクラスチェンジしていき,クラスチェンジのたびに,個性が異なる2方向への分岐が生じる。つまり二次職には8種類,三次職には16種類のクラスがあり,1?3次職を全部合わせると28種類ものクラスが用意されているのだ。
どのクラスもプレイヤーテクニックを重視しており,例えば側面や背後からの攻撃でダメージを上げたり,バックステップで敵からの攻撃を避けたり,障害物を利用して戦ったり,ターゲットせずにすれ違いざまに複数の敵を切りつけたりと,プレイヤーの腕次第では高レベルの相手でも勝てる見込みがある。相手をターゲットしたら,あとは半ば自動で戦闘が進むような単純バトルではないのだ。
パンドラサーガにおける最大の魅力は,いくつものPvPシステムが導入されており,プレイヤーが好きなものをチョイスできることだ。それらの中でも,現在プレイヤー間で最も大きな盛り上がりを見せているのが,大規模PvP「ジークヘイム攻防戦」である。
これは毎週日曜日の20:30?23:00に開催されるもので,3か国それぞれ最大200名,つまり“200+200+200=600名”ものキャラクターが激戦を繰り広げるというもの。各国の本陣には「マスターコア」なるものが設置されており,敵対国のマスターコアを破壊するのが目的だ。また,それとは別に,戦局に応じて10分ごとに「勢力ポイント」が増減し,終了する23:00時点でのトータル値でも勝敗が決する。
パンドラサーガの大規模PvPでは,今後も新たなシステムが実装予定となっている。現在予定されているものとしては,新たなPvPコンテンツ「攻城戦」が8月に実装予定だ。今のところシステムの詳細は不明となっているが,以前から存在だけは明かされていた「攻城兵器」の登場も期待できるかも?
スピード感のある闘いを楽しみたいならパンドラサーガ! 敵をターゲットしなくても,その場で攻撃できるといった特殊な攻撃方法などで,クリックゲームにはない爽快感が味わえます! また,クエストを楽しんでいるうちにレベルが上がっていくテンポのよさもオススメポイント! さらに8月には,城の所有をめぐる攻防が繰り広げられる「攻城戦」が実装予定! 今後も進化していくパンドラサーガにご期待ください!