コーエーは,3月4日に発売を予定している「信長の野望?天道」(PlayStation 3/Xbox 360)の最新情報を公開した。
本作は,「信長の野望」シリーズ第13作として制作されたタイトルで,2009年9月に発売されたPC版からの移植版となる。前作「信長の野望?革新」では,合戦や内政などがリアルタイム制になりなかなか好評だったようだが,本作でもそのシステムを継承しつつ,さらに新たなシステムが導入されているという。
そんな本作のゲーム要素の一部が公開されたのでお届けしよう。
城から集落まで街道をつなげれば集落を占領。統率の高い武将を起用し、兵力の多い「工作隊」に行わせると、短時間で道の敷設が可能。写真では前田利家隊が集落を占領 |
まず,本作をプレイする上で重要なのが,「内政」だ。その内政に追加されたのが,日本各地に点在する「集落」を
「街道」で結んで配下にしていくという要素。
配下にしたい集落へ「工作隊」を派遣し,
城から集落までの街道を敷くことで,その集落を占領できる。統率力の高い武将を起用し,兵力の多い工作隊に実行させるのが,短時間で街道を敷設するコツとなる。
匠ノ町と同様に技術研究に不可欠な集落。鉄、木材などの資源があり、高度な技術を覚えるためには資源生産地が必要となるのだ |
さらに,支配した集落では,
開発コマンドによって施設を建てることができる。集落によって建てられる施設は異なるが,その集落に合った施設を建てることによって,国力の伸びが変化していくのだ。ただし,この際さまざまな資材が必要となるので,資材産地の確保も不可欠となっていく。
なお,
国境を越えた先の集落も,街道を繋いで占領できるという。これにより,敵領地の集落を徐々に奪っていき,疲弊させてから領地全体を手に入れるということも可能になるわけだ。これまでのように,単純に城を落とす戦いから,ゲリラ的な戦い方も出来るようになったことになる。
また,高山や川に囲まれた敵領地であっても,街道の敷き方によっては敵の背後をいきなり突けるようなルートが作れる場所もあるので,これまでにない攻略ルート探索も楽しめそうだ。
部隊を集落の入口まで移動させれば,商人町の占領に成功! 今川軍の金銭収入源を奪うことに成功 | 高山の合間に,低くなっている箇所がある。ここなら街道を敷くことが可能! |
闘志を使って戦法発動,敵兵力が大幅に減少 |
そして,本作の醍醐味とも言える,合戦の際の戦法にも変化が見られる。部隊が戦闘状態に入ると,徐々に
「闘志」が溜まっていく。この闘志が溜まりきると,強力な攻撃「戦法」が発動可能となるのだ。武将1人が一つの戦法を持っており,どの武将が出陣しているかで,戦局が左右される可能性もある重要な要素なのだ。
さらに,戦法を発動した部隊の陣内に,同じ兵科の部隊がいれば,
「連携攻撃」が発動する場合があるという。敵をうまく陣内に誘い込むように配置していけば,連携攻撃で一網打尽なんてこともあるわけだ。
また,同じ陣にいるすべての部隊の能力を高め,敵の戦法の威力を弱める効果がある戦法も存在するという。ほんの一握りの武将しか使えない戦法だが,タイミングよく発動できれば絶大な効果が得られそうだ。
同じ鉄砲隊の島津貴久たちが連携する | 攻撃力と戦法の威力を高めると同時に、敵の戦法威力を弱める効果がある |
そんな戦法を効果的に活用するためにあるのが,最大5部隊で構成できる
「陣形」だ。陣形は,それぞれ効果の異なる9種類(以下の表を参照)が用意されており,陣形を組んだ場合常に5部隊で行動するようになる。兵科のバランスや部隊の種類に合った陣形を選ぶことで,その力を存分に発揮できるようになるのだ。
部隊の組み合わせ次第で、陣形全体の強さが変化する。 | 陣形:雁行は、弓隊や鉄砲隊の攻撃力を高める陣形だ |
陣形一覧 |
櫓は、敵部隊を弓矢で攻撃する施設。小型で耐久は低い |
そのほか,合戦を有利に導くための
「軍事施設」も存在する。5種類用意されている軍事施設は,敵部隊の移動経路や自軍の侵攻ルートに工作隊で建築していく。櫓を設置して,弓によって敵部隊を攻撃したり,占領した集落の入口を塞ぐように砦を建て,そこに狼煙台を設置することで守備を固めつつ敵部隊に奇襲攻撃を仕掛けたりといった戦略が可能となるのだ。
さらに前線を強化するなら
「支城」の建設も有効だ。敵領地に隣接した集落の近くに支城を建て,集落と街道で繋げば本城とほぼ同等の機能が備えられるので,敵に攻められた際にも迅速に対応できるようになるという。
襲来した敵部隊を狼煙台からの奇襲攻撃で混乱させる |
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