USERJOY JAPANがサービスしている「三国群英伝ONLINE」は,映画や小説,漫画などでもおなじみの“三国志”をモチーフとした,横スクロールタイプのMMORPGだ。プレイヤーは「魏」「呉」「蜀」いずれかの国に参加し,一介の平民から武将として成り上がって,中原の覇者を目指していく。
自分で兵を率いて軍団を設立でき,大陸統一を成し遂げるという三国時代の夢を,一人のプレイヤーとして実現できるのだ。
独特のインパクトがある2Dグラフィックスが特徴的だが,必要なPCスペックは低く,例えばCPUはPentium III/500MHz以上,OSはWindows 95でもプレイ可能だ。ノートPCを含め,4Gamer読者で普段からゲームを楽しんでいるような人なら,まず確実に満足に遊べることだろう。
必要マシンスペックが低いので,ゲーム内容もあっさりかというと,全然そんなことはない。プレイヤー間での人気がとくに高いのは,大人数が力を合わせて戦うレイド戦の「武魂化身競技」だ。見事に勝利すると,次に紹介する「武魂」が手に入るため,現在も大勢のプレイヤーで賑わっている。
三国志といえば,さまざまな歴史上の人物が最初に思い浮かぶだろう。三国群英伝ONLINEでは,そんな彼らの「魂」を,マイキャラに憑依させることが可能だ。それが,本作の「武魂」システムである。
武魂を手に入れたプレイヤーキャラクターは,1週間限定で,有名武将の外見やステータスボーナスが得られる。また,武魂ごとに用意された「武魂技」は,戦局を左右するほどの力を秘めており,まさしく三国時代の英雄そのものになりきって遊べるのだ。
三国群英伝ONLINEにおけるPvPで最大のものは,各サーバーで週に2回開催される大規模バトル「国戦」である。ゲーム内には33か所の都市が存在しており,国戦では,この都市をめぐって争うのだ。
三か国それぞれの首都を除く,大半の都市が国戦によって占拠可能なので,国戦が行われるたびに中原全土の勢力図がめまぐるしく変わっていく。
国戦では,敵対勢力のNPCを撃退したり,城門などを破壊したりすることで“勲功”が手に入る。さらに敵対勢力のPCを倒した際は,相手の強さに応じて多くの勲功が手に入る。
国戦は大規模なバトルなだけに,都市の攻略や防衛を一人で行うのはちょっとキツい(というか無理)。国戦をホネの髄までしゃぶりつくすには,やはり軍団(ギルド)に参加したいところだ。将来的には志を同じくした仲間と共に,「独立勢力」の創立を目指してもよいだろう。
とはいえ,一人だけで遊べる目的もないことはない。例えば敵対勢力のキャラクターを100人倒すごとに,そのプレイヤーの“雄たけび”をシステムメッセージとして流せる。孤高の英雄として,中国大陸全土にその名を轟かせたりもできるのだ。
最近の大きな動向として,6月23日に大型アップデート「羅馬行軍」が実装されている。このアップデートで活動範囲が大きく広がり,“ローマ地域”や“西域地域”などといった,ヨーロッパ方面まで足を伸ばせるようになった。
このアップデートで追加された競技場“コロッセオ”では,ゲーム内通貨やアイテムを賭けた,新たなPvPが行える。また,インスタンスダンジョンの“群英演義”といったものが用意されている。
三国群英伝ONLINEの目玉PvPといもいえる“国戦”は,開催時間がサーバーによって決まっている。青龍サーバーは毎週水曜と土曜,白虎サーバーは毎週木曜と日曜,そして朱雀サーバーは,毎週水曜と日曜に行われる。これからプレイを始める人は,自分の週ごとの予定と“国戦”のスケジュールにマッチしたサーバーを選ぶと,より参加しやすいだろう。
三国群英伝ONLINEは,一見非常にシンプルな作りですが実際にプレイすると奥が深く,対人戦も国戦をはじめさまざまな形式でお楽しみ頂けます。3月3日にオープンした朱雀サーバーも,じわじわと対人戦デビューのユーザーが増えているので,これからプレイを考えてる人にはオススメですよ。現在,二つの初心者キャンペーンも開催中なので,これを機会に私達と一緒に三国群英伝を楽しみましょう!