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FF11(FFXI) - 【FFXIレポート02】水晶大戦の裏方? 手軽に挑戦できる

日付:2010/08/25  転載:http://www.iroiro-rmt.jp  アクセス回数:1136

冒険者は“アルタナ連合軍”の一兵卒として

水晶大戦を戦い抜く


「アルタナの神兵」の舞台は,従来の世界から20年前のヴァナ?ディール。同じエリアのように見えても,実は細部がかなり異なっている
 MMORPG「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)の,4番目の拡張データディスクとなる「ファイナルファンタジーXI アルタナの神兵」を,一記者の視点で追っていく本不定期連載。2回目となる本稿では,未来の世界からやってきた冒険者が“アルタナ連合軍”に所属したのちに,どのような展開が待ち受けているのかを見ていきたい。
 ……と,ここでいきなり“アルタナ連合軍”と言われても,読者のなかにはピンと来ない人がいるかもしれない。本拡張データディスクは,こういったバックグラウンドストーリーの知識があるのとないのとでは,没入度がまるで違ってくるので,本題へと入る前に水晶大戦当時のヴァナ?ディール情勢を,簡単におさらいしておこう。

冒険者とカムラナートとの間には,並々ならぬ因縁がある。万が一ジラートミッションが未経験なら,この機会に挑戦してみることを強くおすすめしたい
 水晶大戦が勃発したのは,現代世界から約20年前の天晶暦862年。当時サンドリア/バストゥーク/ウィンダスの3国は,現代世界のように友好関係が築かれていなかった。たびたび小競り合いを繰り返す,緊張感漂う情勢だったのである。
 そんな折に,どこからともなく現れた“闇の王”(Shadow Lord)が,散り散りになっていた獣人族をまたたく間にまとめ上げ,“獣人血盟軍”が誕生する。獣人血盟軍はクォンおよびミンダルシア大陸への侵攻を開始し,その圧倒的な戦力をもって,サンドリア/バストゥーク/ウィンダスを一方的に攻め立てた。

 そこで登場したのが,クォン/ミンダルシア両大陸の中間に位置し,近年急速に頭角を現してきた都市国家ジュノと,その大公であり古代ジラート文明の末裔であるカムラナートだ。それまでいがみ合っていた3国は,カムラナートの提案で共同戦線を張り,ここに“アルタナ連合軍”が結成される。3国とジュノが力を合わせることで,獣人血盟軍と互角の戦いができるところまで持ち直したのだ。

冒険者は水晶大戦の当事者として生き抜くことになる。これからアルタナの神兵を導入する人は,前回の不定期連載記事を参考に,3国へ所属することを最初の目標にしてみよう
 今のところゲーム内では明言されてはいないが,我々冒険者が“禁断の口”を通じて遡った世界は,恐らくこのあたりの時期だと思われる。つまり冒険者は,アルタナ連合軍に所属することで水晶大戦へ直接参戦し,獣人血盟軍と激しい戦いを繰り広げていくのだ。

 ちなみに,水晶大戦最大の立役者ともいえるカムラナートは,現時点では過去世界のストーリーに登場しておらず,それどころか冒険者はジュノに立ち入ることすらできない状態である。はたして冒険者は,今後ジュノに入ることができるのか。そして仮にそうなった場合,カムラナートとどのような形で対面できるのか。とくに「ジラートの幻影」のミッションを制覇したプレイヤーにとって,それは本拡張データディスクにおける最大の見どころの一つになりそうである。


「カンパニエバトル」と「カンパニエops」

二通りの方法で水晶大戦に参戦!


水晶大戦を具現化したカンパニエバトルは,本作のメインコンテンツの一角である。その構想/規模は,あのビシージすら上回る
 本作では,今回のメインテーマの水晶大戦を「カンパニエ」と称し,これにちなんだ“カンパニエバトル”と“カンパニエops”という,二つの新コンテンツが導入されている。これら二つは本拡張データディスクにおけるメインコンテンツなので,それぞれがどういったものなのかを,しっかりと把握しておきたい。

 この時代は戦時中であることから,世界各地で“アルタナ連合軍 vs. 獣人血盟軍”のNPC同士によるせめぎ合いが,実際に行われている。この勝敗結果に応じて各エリアの「支配権」が刻一刻と変わり,それがさまざまな面に影響を及ぼす仕組みになっているのだ。 そして最初に紹介する“カンパニエバトル”とは,こういったNPC同士の争いに,冒険者が直接助太刀するというコンテンツである。

ビシージの経験者ならご存じのとおり,多数のPCやNPCと共に戦う臨場感はかなりのもの。しかもビシージほど,描画が重くないのが嬉しい
 カンパニエバトルの大まかなイメージとしては,「アトルガンの秘宝」で導入された“ビシージ”の小規模版が,過去世界18のエリアすべてで突発的に発生するもの,といえば分かりやすいだろうか。つまり混戦の臨場感や,見知らぬプレイヤーとの一体感などといった醍醐味が手軽に味わえ,それでいてビシージ最大の悩みどころであった「画面描写が重すぎて普段どおりの立ち回りができない」状態が解消されているわけだ。

 ビシージも,捕虜の救出劇などを含めるとかなりボリュームのあるコンテンツだったが,今回のカンパニエバトルはより規模が拡大している。ただし,あまりにもシステムが複雑すぎるためか,例えば11月29日12月6日のアップデートで基本仕様が大きく変わっており,このバランス調整作業はもうしばらく続きそうな雰囲気。カンパニエバトルの全貌と,その真の魅力は本稿の執筆時点では明らかになっておらず,これについては日を改めてしっかりとフォローしたいと思う。

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